中山可穂の『愛の国』を読んだ。相変わらず壮絶なまでに魂のこもった小説だった。同性愛を禁じられた国家で戦うミチル達。この人の作品はどれも壊れるほど深く愛することの美しさと悲惨さを描いていて、その強烈なエネルギーの果てにある虚無や絶望を突きつ…
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